うつ病
あなたの生活の中に"うつ"が隠れていませんか?
ストレスの多い現代社会で、うつに悩む患者さんの数は毎年増えています。
近年の調査で、15人に1人が生涯に一度はうつ病になる可能性があると報告されました。しかし、うつ病できちんと治療を受けている人はそれほど増えていないのが現状です。その原因は、うつ病が風邪などのようにはっきりした症状があらわれるわけではなく、病気と気づきにくいのです。
また、なんとなく気分がすぐれない、からだがだるいといった状態がズルズルと続き、知らず知らずのうちに悪化していってしまいます。このため、うつ病は少しでも早いうちに適切な治療を受けることが大切です。
このような症状はありませんか?
CASE1サラリーマン
- 朝、新聞を読む気がしない テレビを見る気がしない
- 仕事に集中できない
- 仕事でちょっとした決断ができない
- つまらないミスが増えたと、上司や同僚に指摘される
- 仕事帰りに飲みに行く気になれない
- 休日は趣味(ゴルフなど)をやるより、寝ていたい
- 寝つきが悪い、途中で目が覚める、逆に寝すぎる
CASE2キャリアウーマン・OL
- 朝、化粧をするのが面倒
- 洋服や髪型など、身だしなみに気を遣わなくなった
- ランチを食べる気がしない
- 休日に友人と遊んだりショッピングをしてもつまらない、楽しめない
- とにかくイライラする
- ちょっとしたことで涙が出る
CASE3主婦
- 朝、家族よりも遅くまで寝ていることが多くなった
- 以前は午前中で片付いていた家事が夕方までかかる
- 家事がつらく感じる
- スーパーで何を買ってよいのかわからない
- 近所の人が集まっていると、悪口を言われているような気になる
- 自分はダメな母親・妻だと、自分を責める
うつ病は気分が落ち込んだ状態が何週間もずっと続く病気です。
うつ病になると、気分の落ち込みに加え、考える力や決断力が低下したり、からだにもさまざまな症状があらわれるという特徴があります。
また、物事に対する意欲もなくなるため、これまで楽しんでいたことが楽しめなくなったり、普通にできていたことが億劫に感じられるようになります。
うつ病の症状は患者さんによって異なりますが、それぞれの世代ごとにうつ病の症状や日常生活への影響などは似た傾向があるようです。