パニック障害
パニック障害とは?
突然、激しい不安に襲われ、胸がドキドキしたり、息が苦しくなったり、めまいがしたりする発作を「パニック発作」といいます。このような発作が繰り返し起こる病気で、100人中1~2人にみられます。またパニック障害は他の病気と間違われやすい病気です。
動悸や息苦しさのため、心臓の病気(不整脈、狭心症)や呼吸器の病気(喘息、過換気症候群)などと思ってしまうことがあります。
しかし、検査をしても異常が現れないのもこの病気の特徴の一つです。
パニック障害の主な症状
パニック発作時には次のような症状がみられ、発作が繰り返して起こります。
- 死ぬのではないかと思うほどの恐怖感
- めまい
- 吐き気
- 胸(心臓)がドキドキする
- 身ぶるいや手足のふるえ
パニック発作が何回も起こると、「また発作が起こるのではないか」、「外出先で発作が起きたらどうしよう」などという不安が強くなっていきます。
そのために、以前発作が起きた場所や、電車の中など発作が起きたときに逃げられないところを避けるようになります(回避行動)。
そのため日常生活がスムーズに送れなくなり、ゆううつな気持ちがつづくこともあります。